
おまとめローンの審査落ちでガッカリ?
複数のカードローンやリボ払いを一本化できるおまとめローン。しかし、誰でも同じ条件で通るわけではありません。審査は「返済能力」「信用情報」「借入状況」「家計管理力」の総合評価です。
審査の基本:金融機関が見る4つの軸
おまとめローンの審査では、概ね下記の4要素が重視されます。
- 返済能力:年収・勤続年数・雇用形態・家族構成・住宅費など
- 信用情報:延滞履歴・短期多重申込・債務整理歴・保有クレジットの利用状況
- 借入状況:社数・総残高・平均金利・返済方式(リボ比率)
- 家計管理力:クレジットの使い方・残高推移・貯蓄習慣・既存枠の扱い
「返済負担率」の目安
返済負担率=(毎月の全返済額)÷(手取り月収)。おまとめ後の返済額で25~35%以内が目安。上限ギリギリより、安定的に払える余裕度が好まれます。
通りやすい人のチェックポイント
1. 申し込み前3~6か月の「クリーン実績」
- 直近6か月延滞ゼロ、引き落とし失敗なし
- カード利用は利用枠の30%以内(使い切りはNG)
- 直近の新規申込は必要最小限(短期多重申込を避ける)
2. 借入を「本当に一本化」する意思が明確
- 既存のリボ・カードローンを解約/限度額ダウンする計画がある
- 家計表で完済までの資金繰りが示せる(貯蓄口座・返済専用口座)
3. 安定収入と勤務履歴
- 勤続年数2年以上(転職直後は不利になりやすい)
- 社会保険加入・源泉徴収票や確定申告書で収入の継続性を証明できる
4. おまとめで条件が改善する(合理性)
- 平均金利が高→低に下がる、返済日が一本化して延滞リスク低減
- 返済期間は必要最小限(月額は下げつつ総利息を増やし過ぎない)
通りにくい人の共通点
1. 直近の延滞・引落不可・リボの枠一杯
とくに61日以上の延滞や、繰り返す引落不可は致命傷。最低3か月は「遅れゼロ」を作ってから。
2. 申込の連打(短期多重申込)
同時期の多数申込は資金繰りが逼迫しているシグナル。比較はしても、本申込は2~3社に絞るのが鉄則。
3. 一本化後も枠を閉じない(再借入の懸念)
「おまとめ+既存枠温存」は金融機関にとってリスク。解約・枠引下げの意思表示は必須です。
4. 返済負担率オーバー
おまとめ後の返済額が手取りに対して重いと不許可に。家計固定費の見直しで余力を確保しましょう。
スコア感の目安(体感早見表)
| 状態 | 代表例 | 体感 |
|---|---|---|
| 良 | 延滞ゼロ6か月/勤続2年以上/返済負担率30%以内/既存枠は解約予定 | 通過可能性 高 |
| 可 | 延滞ゼロ3か月/勤続1年以上/返済負担率35%前後/枠引下げ意向あり | 条件次第 |
| 難 | 直近延滞あり/短期多重申込/返済負担率40%超/枠温存のまま | 通過困難 |
※金融機関ごとに基準は異なります。あくまで目安です。
審査通過率を上げる「事前準備」
書類は“数字で語る”
- 収入証明(源泉徴収票/確定申告書・納税証明)、給与明細3〜6か月
- 借入一覧(社数・残高・金利・返済日)を表にして提出
- 返済後の家計表(固定費・変動費・貯蓄・予備費)
申込は「段取り」と「順番」
- 直近3~6か月は延滞ゼロ+利用額30%以内を維持
- 事前審査は複数に、本申込は2~3社に絞る
- 提示条件を比較し、総支払額(利息+手数料)で意思決定
- 実行と同時に既存枠を解約/限度額ダウン
家計の「見える化」ツール
| 項目 | 現状 | おまとめ後 | メモ |
|---|---|---|---|
| 毎月返済額 | 25~35%以内目標 | ||
| 総支払額 | 期間延長による利息増に注意 | ||
| 返済日 | 複数 | 1本化 | 休日・給料日合わせ |
| 既存枠 | 解約/引下げ | 再借入防止 |
よくあるNGと回避策
NG:ボーナス返済前提で組む
想定外の減額・ゼロリスク。ボーナス無しでも回る月額に設計し、余剰は繰上げへ。
NG:一本化後もカードを使い続ける
残高が再膨張。解約or限度額ダウン&生活費はデビット/現金に移行。
NG:申込情報の不一致
勤続年数・年収・借入残高に齟齬があると信用毀損。書類と同一の数値で統一を。
Q&A:審査の素朴な疑問
Q. リボ残高だけでもおまとめ対象?
A. 多くは対象。金利・手数料・返済方式を刷新できるメリットが大きい領域です。
Q. 自営業・フリーランスは不利?
A. 安定度の証明がポイント。確定申告書2~3期分・納税証明・売上推移で裏付けを。
Q. 直近で延滞がある場合は?
A. まず3~6か月のクリーン期間を作る。携帯端末割賦や公共料金の引落も遅れゼロに。
申込前の最終チェックリスト(コピペOK)
- 延滞ゼロ期間は3~6か月確保できている
- クレジット利用額は枠の30%以内
- 短期多重申込を避け、本申込は2~3社に絞る
- 収入証明・借入一覧・家計表を用意した
- おまとめ後の返済負担率25~35%に収めた
- 既存のリボ・カードローンは解約/枠引下げの方針
- 返済日=給料日直後で自動引落し設定
- ボーナスゼロでも回る月額設計
- 繰上げ返済の手数料・最低単位を確認
- 家族とルール共有(再借入禁止)
通過の鍵は「クリーン期間×合理性×再発防止」

- 直近のクリーン実績(延滞ゼロ・枠30%以内)が土台
- 総支払額の改善と返済負担率の適正化で合理性を示す
- 実行と同時に既存枠を閉じる=再膨張リスクを断つ
審査は「借換えて終わり」ではなく、完済までの再発防止策まで見ています。数字で語り、段取りで差をつけましょう。










