おまとめローンで借金を一本化するメリット

おまとめローンで返済をラクにしたい

 

複数のカードローン・リボ・キャッシングを抱えていると、返済日や金利がバラバラで管理が難しく、利息負担も膨らみがちです。そんなときに検討されるのが「おまとめローン(一本化)」

 

おまとめは「管理の一本化+金利・返済額の最適化」が狙い

おまとめローンの本質は、①家計管理のシンプル化②金利・返済額の最適化です。複数社に支払うストレスから解放され、延滞リスクの低減、総返済額の圧縮(条件次第)が期待できます。ただし、借入枠を空けた分を再び使い込まないことが成功の必須条件です。

 

おまとめローンの主なメリット(要点)

  • 返済先が1本化:支払日が1回になり、返済漏れ・延滞のリスクが下がる
  • 金利が下がる可能性:消費者金融の高金利→銀行系の低金利に置き換えられる場合がある
  • 毎月返済額の安定化:返済額が一定になり、家計の見通しが立つ
  • 督促・精神的負担の軽減:複数の連絡対応から解放、心理コストが下がる
  • 完済までのルートが明確:返済計画が一本化され、完済時期が見えやすい

注意点(先に知っておくべき落とし穴)

  • 返済期間が延びると総利息が増える:月額を下げる代わりに期間が延長される設計は要注意
  • 審査はやや厳格:銀行系ほど金利は低いが、返済履歴・年収・負債比率の審査がシビア
  • 完済して空いた枠の再利用禁止:再び借りると「二重の負担」に逆戻り
  • 手数料・保証料:商品によっては事務手数料等が発生、総額比較で判断する

 

おまとめで実際に何が変わる?数値で見るビフォーアフター

例:合計200万円の負債をそれぞれリボ/カードローン等で持っているケースを想定。

借入先 残高 金利(年) 毎月返済額
カードA(リボ) 80万円 15.0% 20,000円
カードB(リボ) 60万円 14.6% 15,000円
消費者金融C 60万円 17.8% 18,000円
合計 200万円 53,000円

→ 銀行系のおまとめローンに年9.0%・返済期間5年(60回)で一本化した場合の概算イメージ:

条件 金利(年) 毎月返済額(概算) 総支払利息(概算)
おまとめ後 9.0% 約41,500円 約49万円

※概算の目安。実際は金利・手数料・返済方式で変動します。おまとめ前の「リボ定額返済」は残高が減りにくく、長期化で利息が膨らみがちです。

 

ビジュアル比較(利息の体感イメージ)
複数社ばらばら(平均15%相当) | ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ (利息重)
おまとめ9% | ■■■■■■■■■■■■ (利息軽)

※視覚化のためのイメージ図。棒の長さ=利息感。

 

おまとめに向いている人/向いていない人

向いている人

  • 3社以上の借入があり、返済日管理が負担になっている
  • 現在の平均金利が10~18%と高く、銀行系の提示金利が明確に低い
  • 完済まで新たな借入をしないという意思と家計管理ルールを守れる
  • 収入が安定しており、返済比率(返済負担率)が家計に無理のない範囲

向いていない(慎重検討)

  • 一本化で返済期間のみ延長され、総支払額が大幅に増えそうな設計
  • 完済後に空いた枠を使ってしまう傾向がある(ルール化できない)
  • 今後、収入の大きな変動が想定され、返済継続に不安がある

 

申込~実行の流れ(かんたんフロー)

  1. 家計棚卸し:残高・金利・毎月返済・返済日を一覧化
  2. 相見積り:銀行系・信販系など複数社に事前審査(条件カードを確保)
  3. 総額比較:金利+手数料+返済期間で総支払額を試算
  4. 実行・完済手続き:おまとめ資金で既存債務を完済、各社を解約手続き
  5. 家計ルール化:新規借入はしない、繰上げ返済のタイミングを決める

 

おまとめを「お得」にする5つのコツ

1. 事前審査は最低2~3社で比較

金利・手数料・保証の有無・繰上げ返済の手数料を横並びに。提示条件は交渉カードにもなります。

2. 期間は「家計が続く最短」を狙う

月額だけを下げすぎると期間が伸び、総利息増に直結。無理なく続けられる最短期間を検討。

3. ボーナス併用は安全マージンを確保

変動のリスクを見越して、万一ゼロでも回る設計に。余裕が出たら繰上げを。

4. 既存枠は解約・限度額引下げ

再借入の誘惑を断つため、解約 or 限度額ダウンは必須。家計ルールに落とし込みましょう。

5. ネット繰上げ返済ができるか確認

手数料無料・1円単位・回数制限なし等の条件があれば、利息圧縮ペースを上げられます。

 

比較テンプレート(コピペして使える表)

項目 提案A 提案B メモ
貸付利率(実質年率) 優遇の継続条件に注意
借入額 既存債務の総額+手数料
返済期間/回数 短いほど総利息は軽く
毎月返済額 家計の可処分とのバランス
総支払額(概算) 金利+手数料で評価
繰上げ返済 手数料・最低単位・回数制限
保証料/事務手数料 内訳を明細で確認
団体信用/保険 任意の付帯は要不要を精査

 

返済計画を安定させる「黄金ルール」

収支の可視化:固定費>変動費>貯蓄の順で整える

まずは固定費(住居・通信・保険・ローン)を見直し、可処分所得の把握が先。おまとめ後は、自動引落し+返済専用口座で資金を死守。

「ご褒美支出」の仕組化

借入ゼロ月や繰上げ達成月に小さなご褒美を許容するなど、続けられる設計を。

もしもの時は早めに相談

返済が厳しくなる兆しがあれば、返済条件の変更相談や家計再設計を前倒しで。

 

よくある質問(Q&A)

Q. おまとめすると信用情報は悪化しますか?

A. 適切な一本化と期日返済の継続は、長期的にはプラスに働くことが多いです。むしろ延滞が続く方が信用にマイナス。

Q. 借入額は総額ぴったりにすべき?

A. 原則はぴったりか、費用が明確に見込まれる分のみ。過剰に借りて余らせると再消費のリスク。

Q. リボ払いだけを解約すれば十分?

A. リボの構造上、残高が減りにくいため、おまとめで返済方式と金利を刷新する価値は大きいです。

 

チェックリスト:申し込み前の最終確認10項目

  1. 現状の借入社数・残高・金利・返済日を一覧化したか
  2. 2~3社以上で事前審査を取り、条件比較したか
  3. 総支払額(利息+手数料)で意思決定しているか
  4. 返済期間は家計が続く範囲の最短に設定したか
  5. 繰上げ返済の手数料・最低単位・回数制限を確認したか
  6. 実行後に既存枠を解約/限度額ダウンできるか
  7. ボーナス併用はゼロでも回る設計
  8. 返済専用口座+自動引落しに設定したか
  9. 家族や同居人とルール共有(再借入禁止など)を済ませたか
  10. 万一に備え、相談窓口(家計相談・金融機関)を把握しているか

 

おまとめの成功は「一本化+再借入ゼロ」のセット

 

  • おまとめは管理の簡素化金利・返済額の最適化が狙い
  • 月額だけでなく総支払額期間で判断する
  • 実行後は既存枠を閉じる繰上げ返済家計ルールで完済まで一直線

 

「借りて楽になる」ではなく、「完済までの道筋が一本化される」のが本来の価値。条件を見える化し、家計が続く設計で確実に負債を減らしていきましょう。※本記事は一般的な情報提供です。最新の金利・審査基準・手数料等は各金融機関の公式情報で必ずご確認ください。返済が困難な場合は、早めに金融機関や公的相談窓口へご相談ください。

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