
金利を理解すると住宅ローンで得をする
住宅ローンを選ぶ際、最も重要な判断ポイントのひとつが「金利タイプ」です。主流となるのは大きく分けて「固定金利型」と「変動金利型」。同じ金額を借りても、選ぶタイプによって総返済額や返済リスクは大きく変わります。本記事では、それぞれの仕組み・メリット・デメリットを徹底比較し、初心者でも納得できる判断材料を提供します。
固定金利型の特徴とメリット・デメリット
固定金利型の仕組み
借入時に決めた金利が返済終了まで変わらないのが特徴。返済計画が立てやすく、家計の予測がしやすい安心感があります。
メリット
- 金利上昇リスクを回避できる
- 返済額が変わらないので家計管理が容易
- 長期的に安定したライフプランを描ける
デメリット
- 変動金利に比べ初期金利が高め
- 低金利期に借りても、途中で金利が下がっても恩恵を受けられない
- 借入可能額が変動より少なくなるケースがある
変動金利型の特徴とメリット・デメリット
変動金利型の仕組み
金利は半年ごとに見直し。返済額は5年ごとに調整されるのが一般的。低金利時に借りれば大きくメリットを享受できますが、将来の金利動向に左右されやすいのが特徴です。
メリット
- 固定金利よりも初期金利が低い
- 金利が下がれば返済負担も軽くなる
- 借入可能額が大きくなることが多い
デメリット
- 金利上昇で返済額が増えるリスク
- 将来の返済総額が不透明
- 長期的なライフプラン設計が難しい
固定 vs 変動:シミュレーション比較
例えば、借入金額3,000万円・返済期間35年・ボーナス返済なしの場合を想定して比較してみます。
| タイプ | 金利 | 毎月返済額 | 総返済額 |
|---|---|---|---|
| 固定金利型 | 1.5% | 約89,700円 | 約3,770万円 |
| 変動金利型 | 0.5%(初期) | 約78,600円 | 約3,310万円(ただし金利上昇リスクあり) |
※概算。保証料・団信・諸費用は別途必要。金利動向次第で変動型は大きく変化します。
金利タイプ選びのチェックポイント
固定金利が向いている人
- 将来の金利上昇リスクを避けたい
- 長期にわたって家計を安定させたい
- 教育費や老後資金など他の出費も予測される
変動金利が向いている人
- 短期間で繰上返済を計画している
- 金利上昇リスクを取ってでも総返済額を抑えたい
- 一定の余裕資金があり、返済増にも対応できる
固定か変動か、選ぶ基準

住宅ローンの金利タイプは「安心感の固定」か「低金利メリットの変動」かの選択です。重要なのはライフプラン・資金計画との整合性。借入時の金利差だけで判断するのではなく、将来のライフイベント・収支バランスを加味して選びましょう。
- 安定を重視 → 固定金利型
- コスト重視・短期返済 → 変動金利型
最終的には、複数の金融機関でシミュレーションを行い、自分の状況に最適な金利タイプを選ぶことが大切です。










